全閣僚集まる閣議が再開 週2回のうち1回は「持ち回り」を継続

全閣僚集まる閣議が再開 週2回のうち1回は「持ち回り」を継続
緊急事態宣言の解除に伴い、政府は29日から、総理大臣と閣僚が一堂に会する通常の形で閣議を再開しました。
週2回開かれる定例の閣議は、緊急事態宣言のあと、4月10日から書類を各閣僚に回覧して署名を集める「持ち回り」の形で開かれたほか、今月はじめにはテレビ会議で試行されました。

29日の閣議は宣言の解除に伴い、安倍総理大臣と閣僚が一堂に会する通常の形で再開されました。

29日は、総理大臣官邸で午前8時半ごろからおよそ15分間開かれ、安倍総理大臣らはマスクを着用して臨みました。閣議室のテーブルなどは事前に消毒が行われ、換気も行われたということです。

政府によりますと、当面週2回の閣議のうち、原則1回は通常の形で開き、もう1回は「持ち回り」の形を継続するということです。

官房長官「署名やシステムなどの課題の対応を検討」

菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、「緊急事態宣言が解除されたことを踏まえ、閣僚全員が出席して、部屋の空気を完全に入れ替えたり、マスクを着用したりするなど、感染症対策を講じたうえで開催した。久しぶりに閣僚全員が実際に顔を合わせて、閣議をできたことはよかった」と述べました。

そのうえで、「今後、テレビ会議など、先般の試行で明らかになった署名やシステムなどの課題に、どのような対応が可能か、検討している」と述べました。