東京タワーが営業再開 感染防止で600段の階段上り展望台に

東京タワーが営業再開 感染防止で600段の階段上り展望台に
新型コロナウイルスの影響で休業していた東京タワーが28日、営業を再開しました。訪れた人は感染防止策として勧められた、およそ600段ある階段を使って大展望台に上り、眼下の景色を楽しんでいました。
東京 港区の東京タワーは、都の休業要請を受けて先月8日から休業していましたが、感染防止策がまとまったことなどから、28日営業を再開しました。

感染防止策として東京タワーは、高齢者や障害のある人などを除く来場者に、エレベーターではなく、およそ600段ある外階段を使って、高さ150メートルの大展望台まで上り下りするよう勧めています。

その際には7段以上、人と人の間隔をあけるよう呼びかけるなどしています。

28日は再開を待ちわびた人が、息を切らしながら10分余りかけて大展望台まで階段を上り、眼下に広がる景色を楽しんでいました。

孫と一緒に階段で展望台に上った東京 港区の70代の男性は「長く自宅にいるとあまり体を動かさないので、とても気持ちがよかったです」と話していました。

1歳の娘と一緒にエレベーターで上った東京 世田谷区の30代の女性は「今までは我慢の生活だったので、広々した景色に開放感を感じます」と話していました。

運営会社「東京タワー」の樋口政亀総支配人は「営業を再開できたことを本当にうれしく思います。お客様に安心してお越しいただけるよう、万全の態勢でお迎えしたいです」と話していました。