10万円一律給付 約1000世帯に2重給付のミス 大阪 寝屋川市

10万円一律給付 約1000世帯に2重給付のミス 大阪 寝屋川市
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた現金10万円の一律給付を進めていた大阪 寝屋川市は、およそ1000世帯2196人に2重に給付するミスがあったと明らかにしました。払いすぎた額は合わせて2億1960万円に上るということで、寝屋川市は今後、払いすぎた世帯に返金を求めていくとしています。
寝屋川市によりますと、10万円の一律給付について26日、993世帯の2196人に対して合わせて2億1960万円、2重に給付するミスが起きました。

市では、振り込みが終わった人をリスト化したデータをつくり、2重振り込みなどのミスが起きていないかチェックしていましたが、何らかの原因でこのデータの一部が更新されず、すでに給付した人に再び、振り込んでしまったということです。

データの管理は市独自の仕組みで行い、ミスが分かるまでデータの最終確認は、職員1人が担当していたということで、市ではミスを受けて、ダブルチェックをする体制に改めたということです。

寝屋川市は、払いすぎた世帯に電話で連絡をとり、謝罪と経緯の説明を進めていて、今後、振り込み用紙を送って返金してもらうとしています。

寝屋川市の広瀬慶輔市長は「市民の信頼を裏切ることになり申し訳なく思います」と謝罪したうえで、「われわれのミスであり、誠意を尽くして説明し、返金のお願いをしたい」と述べました。