都立高校など 夏休みを1か月近く 冬休みを4日 それぞれ短縮

都立高校など 夏休みを1か月近く 冬休みを4日 それぞれ短縮
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新型コロナウイルスの影響で長期間、休校となった都立高校などについて、東京都教育委員会は授業の遅れを取り戻すため、夏休みを1か月近く、冬休みは4日、それぞれ短縮することを決めました。
都の教育委員会は28日定例会を開き、新型コロナウイルスの影響で春休みも含めて3か月近く休校となった都立高校などについて、授業の遅れを取り戻すため、夏休みや冬休みの期間の短縮を決めました。

具体的には、都立の高校と中高一貫教育校は、夏休みをことし8月8日から23日までの16日間にします。

予定では42日間だった夏休みが、1か月近く短縮されることになります。

また、冬休みは、ことし12月26日から来年1月3日までとして、予定よりも4日、短縮されます。

都立の高校、中高一貫教育校、特別支援学校は来月1日から再開されますが、都の教育委員会は、分散登校を実施するなど準備を進め、早ければ来月末から全面的な再開を目指します。

ただ、感染の状況を確認しながら慎重に見極めることにしていて、分散登校の実施期間中は、授業で歌を歌ったり、体が接触する運動などは実施しないよう求めています。

また、12月までに実施する予定の文化祭や体育祭、修学旅行などは延期または中止するとしています。

都の教育委員会はこうした学校運営の在り方や、感染防止対策を盛り込んだガイドラインを28日、各学校に周知するほか、こうした取り組みを小中学校を管轄する区市町村の教育委員会に伝え、地域の状況に合わせて判断してもらうことにしています。