民事再生手続きのレナウン 希望退職を募集 全体の3分の1程度

民事再生手続きのレナウン 希望退職を募集 全体の3分の1程度
新型コロナウイルスの感染拡大などの影響を受け、経営が行き詰まり民事再生法の手続きを進めているアパレル大手のレナウンは、グループ全体の3分の1に当たる300人程度の希望退職を募集すると発表しました。
「ダーバン」や「アクアスキュータム」などの紳士服ブランドを展開するアパレル大手のレナウンは、新型コロナウイルスの影響などから販売が落ち込み、今月15日に自力での再建を断念し民事再生法の適用を受けて、裁判所が選んだ管財人のもとで再生手続きを進めています。

こうした中、会社では立て直しのために来月4日から11日にかけて、関連会社を含め希望退職を募集すると発表しました。

対象は店頭の販売員などを除いたすべての社員で、グループ全体の3分の1に当たる300人程度を募集するということです。

会社では「経費の削減や不採算店舗の閉鎖、販売戦略の練り直しなどあらゆる対策を講じ事業の維持、再生に取り組んでいきます」と話しています。