アメリカ 首都ワシントンも制限緩和し経済再開へ 新型コロナ

アメリカ 首都ワシントンも制限緩和し経済再開へ 新型コロナ
アメリカの首都ワシントンは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出制限を今月29日から緩和し、経済活動を段階的に再開させることになりました。
首都ワシントンのバウザー市長は27日、記者会見を行い、新たに確認される感染者の数が14日続けて減少するなど必要な基準が満たされたとして、およそ2か月にわたった外出制限を今月29日から緩和し、経済活動を再開させると発表しました。

再開は段階的に行われ、このうちレストランではこれまでの配達や持ち帰りに加えて新たに屋外の席でのサービスの提供が認められます。

また理髪店や美容室は予約客に限って営業できるようになります。

一方で、10人を超える集会を引き続き禁止しているほか、外出時には人との距離を保つよう求めるとともにマスクを着用するよう呼びかけています。

アメリカでは感染者がおよそ170万人と世界で最も多く確認されていますが、感染のピークは過ぎたとしてこれまでに50の州すべてで部分的ながらも経済活動が再開されています。

一方で専門家は再開を急げば再び感染の拡大につながるおそれがあると警鐘をならしていて、感染状況を見ながら段階的に経済活動を再開させる慎重な対応が続いています。