リクルート 新型コロナで広告収入が減少 4月は21%減収

リクルート 新型コロナで広告収入が減少 4月は21%減収
情報サービス大手のリクルートホールディングスは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、運営する宿泊予約サイトの広告収入が減少したことなどから先月の売り上げが去年の同じ月より20%以上減ったと明らかにしました。
リクルートホールディングスが27日に発表した、ことし3月期のグループ全体の決算は、運営する求人サイトの広告事業などが好調だったことから、売り上げは前の年度より3.8%増えて2兆3994億円、最終的な利益は3.2%増えて1798億円となりました。

一方、4月の売り上げは、去年の同じ月より21%の大幅な減少となりました。

これは、感染の拡大でグループが運営する宿泊や飲食店の予約サイトなどの利用が落ち込み、広告収入が減ったためです。

会社は、感染拡大が今後の業績に及ぼす影響は見通せないとして、来年3月までの1年間の業績の見通しを「未定」としています。

会見で、リクルートホールディングスの峰岸真澄社長は「特に、結婚や外食、旅行関連の事業が感染拡大の影響を受けた。これらの事業の売り上げは、4月より5月の落ち込みのほうが大きくなるとみている」と述べました。