「路線バス事業者にマスク十分行き渡るよう調整」国交相

「路線バス事業者にマスク十分行き渡るよう調整」国交相
緊急事態宣言の解除で通勤や通学によるバスの利用者の増加が見込まれる中、赤羽国土交通大臣は路線バスの感染防止対策を視察し、今後もバス事業者に対してマスクが十分行き渡るよう調整していく考えを示しました。
赤羽国土交通大臣は27日、国土交通省の駐車場で、都内を走る路線バスの車内の感染防止対策を視察し、運転席が透明なシートで覆われたり、最前列の客席が使用できないようロープで囲われたりしていることなどを確認しました。

またバス会社の担当者から、マスクを付けずに乗ってくる客もいることから、車内にマスクを備えて使ってもらえるようにしていることなどの説明も受けていました。

視察のあと赤羽大臣は「バス事業者は感染リスクもある中で、公共交通機関として生活の足や経済を支えていただいている。宣言を解除したからといって一斉にマスクを外していい状況ではなく、政府として今後も事業者にマスクが十分行き渡るよう調整していきたい」と述べました。

そのうえで「今後、本格的に通勤や通学ラッシュが起こることも懸念される。時差出勤とテレワークには引き続きご協力をお願いしたい」と話していました。