ハリーポッター作者 童話をネットで無料公開 新型コロナ

ハリーポッター作者 童話をネットで無料公開 新型コロナ
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世界的なベストセラー、「ハリー・ポッター」シリーズの作者、J・K・ローリングさんが、新型コロナウイルスの感染拡大で外出ができない子どもたちのために、未公開の童話をインターネット上で無料公開すると発表しました。
無料公開されるのは、「イカボッグ」という子どもと羊を食べてしまうとされる怪物をモチーフにした、7歳から9歳くらいの子ども向けの童話です。

この作品は、ローリングさんが10年以上前、自分の子どもたちに読み聞かせていたもので、魔法使いの少年の成長と冒険を描いた世界的なベストセラー、「ハリー・ポッター」シリーズの後に出版される予定でしたが、取りやめとなっていました。

原稿は長い間、自宅の屋根裏に保管されていたということで、ローリングさんのツイッターには「箱を開けるのはまるでタイムカプセルを開けるような感じだった」というコメントとともに、手書きの原稿の写真が投稿されています。

新型コロナウイルスの感染拡大による外出制限などで自宅にとどまることを余儀なくされたり、不安定な状況の中で学校に行かなければならなかったりする子どもたちのために、無料公開を決めたということです。

童話は、最初の2章がすでにインターネット上で公開されていて、今後、随時、更新されるほか、11月には本として出版される予定で、その印税は新型コロナウイルスの影響を受けた人たちに全額、寄付されるということです。