中国 2500人余を起訴 新型コロナ対策関連の犯罪で 検察が発表

中国 2500人余を起訴 新型コロナ対策関連の犯罪で 検察が発表
中国の検察のトップは、新型コロナウイルスの感染対策に関連する犯罪で、これまでに2500人余りを起訴したと発表し、今後も、感染対策を妨げる行為や、ウイルスを媒介しかねない野生動物の違法な取り引きなどの取締りに力を入れる方針を示しました。
25日開かれた中国の全人代=全国人民代表大会の全体会議で、検察のトップ、最高人民検察院の張軍検察長は、新型コロナウイルスの感染対策に関連する犯罪で、ことし2月から4月にかけて、警察の請求に対し合わせて3751人の逮捕を承認し、このうち2521人を起訴したと発表しました。

どのような犯罪だったか詳しくは明らかにしていませんが、医療従事者を傷つけるなどの犯罪は一律に厳しく対応し、起訴したとしています。

そのうえで張検察長は今後の方針として、新型コロナウイルスの感染対策を妨げる行為や、ウイルスを媒介しかねない野生動物を違法に捕らえたり取り引きしたりする犯罪を厳しく取り締まっていく考えを示しました。

一方、中国の最高裁判所のトップも、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、これまでにインターネットを通じて136万件の訴えを受け付け、オンラインでの法廷を25万回開いたと発表しました。