緊急事態宣言の解除を受けて、東京都は使用を中止していた都立公園などについて、遊具や駐車場など施設の一部の利用を26日から再開する一方、動物園や大きな庭園などは感染予防対策の準備が整うまで休園を続けることにしています。

都は緊急事態宣言の解除を受けて、ロードマップに沿った段階的な休業要請の緩和を始め、26日から始まる「ステップ1」では都立公園や都道も対象となり、施設の一部の利用が再開されます。

このうち上野公園や井の頭公園では、26日から遊具や駐車場の利用を再開する一方、公園内にある野球場やテニスコートなどは予約の受け付けを来月1日から再開します。ただ、イベントなどに使われる野外ステージは、感染拡大防止の観点から当面使用を中止するということです。

また、先月、大勢の観光客が訪れたことで閉鎖された奥多摩周遊道路の7つの駐車場は26日から利用を再開します。

一方、上野動物園や葛西臨海水族園のほか、浜離宮庭園などの大きな庭園は、「3つの密」を避けるため、導線の見直しなど感染予防対策の準備が整うまでは休園を続け、今週中にも再開のめどを示したいとしています。