東京 上野の国立科学博物館 事前予約制で来月初めに再開へ

東京 上野の国立科学博物館 事前予約制で来月初めに再開へ
緊急事態宣言が解除される見通しとなる中、東京 上野の国立科学博物館は、事前予約制で来月初めに再開する方針を決め、来館者を迎え入れる準備を進めています。
東京都内の博物館や美術館などは、緊急事態宣言が解除されたあとの都のロードマップの中で、最初の段階で休業要請が緩和される対象となっています。

2月29日から臨時休館を続けてきた東京 上野の国立科学博物館は、緊急事態宣言の解除を前提に来月初めに再開する方針を決め、館内では、職員らがせきなどの飛まつを防ぐための透明なシートを受付窓口に設置したり、休憩用の座席に間隔を空けて利用してもらうための目印となるテープを貼ったりして、来館者を迎え入れる準備を進めていました。

再開にあたって国立科学博物館は、館内での「3密」を防ぐために事前予約制を新たに取り入れ、入館者数の上限を設定したうえで、事前にホームページで予約した個人客のみ入館できるようにするということです。

林良博館長は「開館以降、これだけ長期間休館したのは初めてだったので、宣言が解除されることは大変喜ばしく、一日も早く開館したいという思いです。念には念を入れて感染防止対策を行っていきたい」と話していました。