カラオケ “歌う人との間 2m以上空ける”業界団体が対策方針

カラオケ “歌う人との間 2m以上空ける”業界団体が対策方針
新型コロナウイルスの影響で多くのカラオケボックスで休業が続く中、業界団体が感染対策の方針をまとめました。事業者に対し、換気した部屋で人数を定員の半分以下に制限し、歌う人との間を2メートル以上空けることなどを求めていて、業界団体は今後、各自治体と協議したうえで、営業再開を実現したいとしています。
カラオケボックスをめぐっては、「感染のリスクが高い」として、東京都が先週発表した休業要請の段階的な緩和対象に含まれず、全国でも多くの店で休業が続いています。

こうした中、3つの業界団体は営業再開に向けて、感染対策の方針をまとめました。

この中では、事業者に対し部屋の換気設備を稼働させ、利用客を定員の半分以下に制限したうえで、向かい合わないよう座席を横並びにするなどして、間隔を1メートル以上、できれば2メートル空けることや、マイクやリモコンなどをこまめに消毒するよう求めています。

また、利用客には歌うときと飲食のとき以外はマスクを着け、歌う人との間を2メートル以上空けることなどをお願いするとしています。

業界団体は今後、各自治体と協議したうえで、必要であればさらなる対策も検討し、早期の営業再開を目指すことにしています。

日本カラオケボックス協会連合会の加藤伸司副理事長は、「カラオケ文化が衰退、存亡の危機にさらされている。対策に足りない部分があれば厳格化することも検討し、安心・安全なカラオケボックスを提供できるようにしたい」と話しています。