“外出自粛で体力低下 暑さに不慣れも” 運動再開時は対策を

“外出自粛で体力低下 暑さに不慣れも” 運動再開時は対策を
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が東京や北海道などを除いて解除され、自粛していた運動を再開する人が増えると見込まれることから、日本スポーツ協会は、感染症対策と合わせて熱中症対策を徹底するよう注意を呼びかけています。
緊急事態宣言が東京や北海道などを除いて解除されたことで見込まれる学校の部活動やスポーツクラブの活動再開を見越して、日本スポーツ協会はホームページに具体的な注意点をまとめました。

まず、これまでの外出自粛で体力が低下していることや暑さに慣れていない可能性があることを踏まえ、運動の負荷に気をつけ、こまめに休憩や水分補給をとって無理のない運動を心がけることが必要だとしています。

そして、運動によってはいわゆる「3密」になるケースがあることから、まわりの人との距離を十分にあけることやこまめに手洗いをすることなどを勧めています。

一方、マスクの着用については勧めるものの、スポーツ庁が熱中症などのリスクを避けるため体育の授業では必要ないとしていることなどを踏まえ、着用する場合は運動の負荷を落とすことや、医療用など通気性のよくない高性能のマスクなどは着用を避けることが重要だとしています。

さらに熱中症のリスクを減らすため、運動前の体調管理や水分補給などの基本的な熱中症対策を徹底するよう呼びかけています。