モスクワ五輪ボイコットから40年“代表選手に東京大会で光を”

モスクワ五輪ボイコットから40年“代表選手に東京大会で光を”
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東西の冷戦が続く1980年に日本がモスクワオリンピックのボイコットを決めた日から24日で40年です。「幻」となった当時の日本代表選手たちに再び光を当てようという取り組みが、1年延期になった東京大会に向け検討されています。
東西の冷戦が続く中で開かれた1980年のモスクワオリンピックをめぐってはJOC=日本オリンピック委員会が40年前の5月24日、臨時総会で投票を行い、ボイコットを決めました。

この大会への出場が「幻」となった当時の日本代表選手たちにもう一度、光をあてようと、JOCは去年12月に当時の代表選手が集まる催しを公式には初めて開きました。

その際に当時柔道の代表だった山下泰裕会長が「皆さんには何らかの形で東京オリンピックに関わってもらいたい」と話して自国開催のオリンピックに聖火ランナーなどとして関わるプランを明かしました。

その後、オリンピックは新型コロナウイルスの影響で1年延期されましたがJOCは代表選手たちの東京大会への具体的な関わり方について検討していくとしています。

一方、JOCの山下会長をはじめ、日本レスリング協会の高田裕司専務理事など当時の代表選手の複数がいま競技団体の要職を務めています。

東京オリンピックを控え選手強化のための国の予算が過去最高を更新するなどスポーツと政治の結び付きがかつてないほど深まるなか、平和の象徴とも言われるオリンピックをボイコットした背景にあった「政治との関係」をスポーツ界としてどうとらえ、行動していくのか、40年がたった今も難しい課題となっています。