密集避けてドライブスルー方式で販売も 激しい渋滞 山形 鶴岡

密集避けてドライブスルー方式で販売も 激しい渋滞 山形 鶴岡
新型コロナウイルスによる経済への影響が広がる中、山形県鶴岡市は、市内の飲食店で使える「プレミアム飲食券」のドライブスルー方式での販売を始めました。ただ、販売会場に多くの人が訪れ、周辺の道路が激しい渋滞になるなど混乱も見られ、鶴岡市は「見通しが甘かった」と陳謝しました。
鶴岡市は市内のおよそ450の店で使える飲食券、3万セット余りの販売を23日から始めました。

初日は密集を防ぐため、ドライブスルー方式で販売が行われ、会場の小真木原運動公園では、訪れた人たちが車の窓越しに支払いをして飲食券を受け取っていました。

31歳の男性は「会場に入るまで時間がかかり、やっと買えました。好きなお店がたくさんあるので、券を使って応援したい」と話していました。

用意された1万セットは4時間ほどで完売しましたが、買い求める市民が殺到したため、販売会場の周辺など市の中心部では、複数の激しい渋滞が起きました。

このため鶴岡市は、24日も予定していたドライブスルー方式の販売を中止し、残りの2万セット余りは応募による抽せんに切り替えました。

皆川治市長は記者会見し、「見通しが甘く、大規模な渋滞を引き起こしてしまい、多大な迷惑をかけ申し訳なかった」と述べました。