プロ野球CS セは中止の方向 パは短縮開催で検討 コロナ影響

プロ野球CS セは中止の方向 パは短縮開催で検討 コロナ影響
プロ野球のセ・リーグは新型コロナウイルスの影響で今シーズンの開幕が遅れているため、クライマックスシリーズを中止する方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。一方、パ・リーグは日程を短縮した形での開催を検討しているということです。
クライマックスシリーズは平成19年に始まり、セ・パ両リーグでレギュラーシーズンの上位3チームが日本シリーズ進出をかけて戦います。

プロ野球は最短で来月19日の開幕を目指していますが、関係者によりますと、セ・リーグは開幕が遅れている中でレギュラーシーズンの試合数の確保を優先するためにはクライマックスシリーズの開催を断念せざるをえないとして、中止する方向で調整を進めているということです。

この背景には、セ・リーグはパ・リーグと比べてドーム球場を本拠地とする球団が少ないため、試合が天候不良などで中止となる可能性が高く、レギュラーシーズンの試合の予備日を十分に確保する必要があるという意見が強かったことなどがあります。

一方、パ・リーグの球団にはレギュラーシーズン終盤の消化試合を少なくするためにクライマックスシリーズを開催したいという意見が根強くあり、日程を短縮したうえでの開催を検討しているということです。

プロ野球はすでに交流戦とオールスターゲームの中止を決めていて、25日首都圏の1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除されれば速やかに開幕日を含めた日程を発表したいとしています。