献血不足解消に生産者がバラ約500本寄贈 神奈川

献血不足解消に生産者がバラ約500本寄贈 神奈川
感染拡大の影響で生花の需要が落ち込む中、神奈川県内のバラ生産者が500本余りのバラを、献血不足に悩む赤十字血液センターに寄贈しました。24日、献血に訪れた人にプレゼントされます。
神奈川県の赤十字血液センターによりますと、県内では毎日およそ900人の献血が必要ですが、平日を中心に下回る状態が続き、先月はおよそ2600人分が不足しました。

一方、生花も感染拡大で需要が落ち込んでいるということで、県内3か所の生産者が献血不足の解消に役立ててもらおうと、色とりどりの10種類のバラ合わせて510本を赤十字血液センターに寄贈しました。

このバラは24日、横浜市や藤沢市などの献血ルームで献血に訪れた人にプレゼントされるということです。
バラを寄贈した大沢知明さんは「売り上げが4割強も落ち込み厳しい状況ですが、バラも献血も相手を喜ばせるものなので、このバラを大切な人にプレゼントしてもらい喜びの輪を広げてほしいです」と話していました。

神奈川県赤十字血液センターの田中真人事業推進一部長は「緊急事態宣言が解除されれば、手術が増えて血液の需要が急増します。感染症対策は万全にしていますので、献血をしたことのない人にも協力をお願いしたいです」と話していました。