青森 「八甲田ロープウェー」営業再開も乗客なし

青森 「八甲田ロープウェー」営業再開も乗客なし
新型コロナウイルスの影響で臨時休業していた青森県の八甲田山系にある「八甲田ロープウェー」は、21日から乗車人数を制限するなどの感染対策を取ったうえで営業を再開しましたが、22日昼までに訪れた乗客はおらず、運行会社は頭を悩ませています。
八甲田山系にある、青森市の田茂萢岳の山頂付近とふもとをむすぶ「八甲田ロープウェー」は、新型コロナウイルスの影響で先月16日から営業を休止していましたが、21日、およそ1か月ぶりに運行を再開しました。

再開にあたって、乗客にはマスクの着用が呼びかけられ、運行前は毎回、職員がゴンドラの手すりや座席を消毒することにしています。

また、換気のために運行中は常に窓を開け、乗車定員もふだんの100人から30人までに制限します。

運行会社によりますと、例年、今の時期は新緑などを楽しみに1日100人以上が訪れるということですが、運行が再開した21日から22日正午までに乗客はいなかったということです。

「八甲田ロープウェー」の鈴木壮太郎さんは、「新型コロナウイルスの影響で海外や県外からの観光客が大きく減っているので、まず県内の方に来てもらえるとうれしい」と話していました。