「9月入学」高校関係者らから聞き取り 自民作業チーム

「9月入学」高校関係者らから聞き取り 自民作業チーム
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校の長期化などを受けて、「9月入学」について検討している自民党の作業チームは、高校の関係者からヒアリングを行いました。
この中で、北鎌倉女子学園の柳沢幸雄学園長は「感染症の2波、3波が来た時の影響を吸収できるよう時間的な余裕を確保するため、入学時期を恒久的に9月にすることを提案する」と述べました。

一方、全国高等学校長協会の荻原聡会長は「学校システムの変更や教員の人事、カリキュラム全体の再編などあまりに課題が多いため、慎重に検討すべきだ」と述べました。

また、22日の会合では、来年1月に予定されている大学入学共通テストについて、大学入試センター側から、現行の制度では大学の個別試験などを考慮すると日程の先送りは難しいという説明があったということです。

作業チームは、来月初旬までに提言をまとめ、政府に提出する方針です。