「牛角」など展開の外食チェーン 赤字64億円 新型コロナ影響

「牛角」など展開の外食チェーン 赤字64億円 新型コロナ影響
「牛角」や「かっぱ寿司」などを展開する外食チェーン大手のコロワイドは、昨年度の最終的な損益が64億円の赤字になりました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて190店舗余りの閉店を決めたことなどにより、損失が膨らみました。
コロワイドが発表したことし3月までの1年間の決算によりますと、売り上げは前の年度より3.7%減って2353億円余り、最終的な損益は64億円余りの赤字となりました。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて居酒屋など196店舗の閉店を決めたことや、店舗の価値を見直したことで損失を計上したことなどが理由です。

また今年度の業績については、新型コロナウイルスの影響が見通せないとして「未定」としています。

会社は「新型コロナウイルスの感染が収束したあとも、テレワークの浸透などで消費者の行動は大きく変わるとみている。コロナ後の変化に合わせて事業を強化したい」と話しています。