福島 大熊町 原発事故の帰還困難区域で初の田植え

福島 大熊町 原発事故の帰還困難区域で初の田植え
福島県大熊町で原発事故による避難指示が続く「帰還困難区域」での、初めての田植えが22日に行われました。
福島第一原発周辺は330平方キロメートルが帰還困難区域に指定されていて、これまで立ち入りが制限がされていましたが、政府はことし3月、一部で規制を緩和し、避難指示を続けながら日中は立ち入りができるようになりました。

このうち大熊町の下野上地区で22日、帰還困難区域での初めての田植えが行われ、町から依頼を受けた農家がおよそ9アールの田んぼに田植え機を使ってコシヒカリの苗を植えていきました。

今回は「試験栽培」に位置づけられ、収穫されたコメは市場には流通させず安全性などを確認することになります。

大熊町はこの地区について2年後の避難指示解除を目指していて、解除後の営農再開につなげたいとしています。

大熊町では、すでに避難指示が解除された大川原地区で平成26年からコメの栽培が行われていて、基準を超える放射性物質は1度も検出されていません。

大熊町農業委員会の根本友子会長は「事故から時間がたち、農業を再開しようという人が減っている。試験栽培で安全性をしっかりと確認し、担い手も探していきたい」と話していました。