黒川検事長辞職 野党 法相に辞任迫る 法相 信頼回復に取り組む

黒川検事長辞職 野党 法相に辞任迫る 法相 信頼回復に取り組む
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緊急事態宣言の中、賭けマージャンをしていた東京高等検察庁の黒川検事長が辞職した問題について、衆議院法務委員会で野党側が、黒川氏の定年を延長した森法務大臣の責任は重いとして辞任するよう迫ったのに対し、森大臣は検察の信頼回復に取り組むとともに後任の人選を急ぐ考えを示しました。
この中で、立憲民主党などの会派の階猛氏は、ことし1月に政府が黒川氏の定年の延長を決めたことを踏まえ「このような事態が生じ、業務継続に重大な支障が生じている。黒川氏の勤務延長は誤りだったのではないか。大臣みずから責任をとって辞任する考えはないか」とただしました。

これに対し森法務大臣は「当時は、東京高等検察庁管内の複雑困難な事案に対処するために必要だという判断をしたものであり、適切であったと考えている」と述べました。

そのうえで「責任を痛感している。昨晩、安倍総理に進退伺を提出したところ強く慰留された。私としては、つらい道ではあるが検察の信頼回復のためにできることをしていきたい」と述べました。

また、立憲民主党の逢坂政務調査会長は「後任を選ばざるをえないのは理解するが、黒川氏について『余人を持って代えがたい』と言っていた森大臣には後任を探すことはできないのではないか」と指摘しました。

これに対し森大臣は「勤務延長を閣議で決定するよう求めた時点では、判断は適切だったと考えているが、今となっては東京高検検事長の席が空席になっており、業務遂行の継続に重大な支障が生じているので後任を速やかに決定したい」と述べました。

また、黒川氏への退職金の取り扱いについて、森大臣は「法令に基づいて処理されるものと承知している」と述べました。

一方、法務省の川原隆司刑事局長は、黒川氏が、日付は特定できないものの同じ新聞記者3人と、およそ3年前から月に1、2回程度、賭けマージャンをし、帰宅の際には記者が乗車するハイヤーに同乗していたことを明らかにしました。