中国が貿易協定に合わせ米農産品輸入増やす兆候 米政府発表

中国が貿易協定に合わせ米農産品輸入増やす兆候 米政府発表
アメリカ政府は、中国が貿易協定に合わせてアメリカ産の農産品の輸入を増やす兆候が見られると発表しました。ただ中国が合意内容を完全に実施するかは不透明で、米中関係は予断を許さない状況が続きそうです。
米中両政府はことし1月、中国がアメリカ産の農産品などを大量に輸入することで合意しましたが、今月上旬、トランプ大統領が中国による輸入量が増えていないとして、制裁措置もちらつかせて実態を調査する考えを示していました。

アメリカ通商代表部と農務省は21日、この協定の履行状況をまとめ、中国が農産品の輸入を増やす兆候が見られると発表しました。

具体的には、アメリカ産のブルーベリーやアボカドなどの輸入拡大に向けた対応を整え始めているとしています。

ただトランプ大統領が問題視する全体の輸入量の状況には言及せず「両国にとって難しい時期だが、合意を成功させるために努力を続けることが重要だ」として、中国に対し合意内容の完全な実施を引き続き求めています。

しかし景気が落ち込む中国で、農産品への需要が回復するかは不透明なうえ、両国の間では新型コロナウイルスをめぐる対立が激しさを増していて、米中関係は予断を許さない状況が続きそうです。