夏の甲子園中止 プロ野球選手たちが球児にエール

夏の甲子園中止 プロ野球選手たちが球児にエール
夏の全国高校野球が戦後初めて中止になったことを受け、高校時代に甲子園で活躍したプロ野球・楽天の浅村栄斗選手と松井裕樹投手が球児たちにエールをおくりました。
このうち浅村選手は、大阪桐蔭高校3年の夏に初めて甲子園の土を踏み、6試合で打率5割5分2厘、ホームラン2本の活躍で全国優勝も果たしました。

浅村選手は「自分自身も最後の夏がラストチャンスという気持ちで死に物狂いで練習したし、甲子園があったからこそ、プロになってここまで来られたと思うので残念だ」と話しました。

そのうえで高校球児に対し「人生は甲子園がすべてではない。切り替えるのは難しいと思うが、新しい目標をつくって頑張ってほしい」とエールをおくりました。
松井投手は、神奈川の桐光学園2年の夏にエースとして大会に出場し、いずれも大会記録となる10人連続奪三振と、1試合22奪三振をマークしました。

松井投手は「自分が同じ立場だったらと考えると、簡単にことばは出せない。特に3年生は、集大成の場がなくなってしまい、やりきれない気持ちだと思う」と球児たちを思いやりました。

そのうえで「野球を通していろいろなことを学び、一生つきあえる仲間にも出会えたと思う。3年間がむだではなかったと証明するためにも、これからの人生を一生懸命過ごしてほしい」と激励していました。

オリックス 吉田「やってきた3年間は今後の人生につながる」

プロ野球・オリックスの吉田正尚選手は福井の敦賀気比高校で、平成21年夏の甲子園に出場しています。

吉田選手はオンラインで取材に応じ、今回の中止決定について「正直、ことばは見つからないです。ことしの3年生は春のセンバツも中止になりましたし、この1年間は、すごく悔しく、悲しい気持ちで先が見えない状態だと思う」と話しました。

そして、高校球児に向けて「ここで野球を終える選手もいると思うし、プロを目指す選手もいると思うが、今までやってきた3年間は今後の人生にもつながってくると思うので、次のステップで頑張ってほしい」とエールを送りました。

阪神 藤川「チームの中に強い絆 仲間と支え合って」

プロ野球・阪神の藤川球児投手は、高知商業で平成9年夏の甲子園に出場しています。

藤川選手はオンラインで取材に応じ、今回の中止決定について「選手たちは打ちひしがれている状態だと思いますが、大変なことが起こる中でどう立ち上がるかが大事だと思います。チームの中には普通に大会が行われたときよりも強い絆が生まれると思うので今後、社会に出ても頑張っていけるのではないか。3年間の厳しい練習を忘れずに仲間と支え合って頑張ってほしい」と話していました。