トリエンナーレ実行委 名古屋市に負担金の支払い求め提訴

トリエンナーレ実行委 名古屋市に負担金の支払い求め提訴
名古屋市が国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の負担金の一部を支払わないと決めたことを受け、愛知県が事務局を務める芸術祭の実行委員会は、市に対して負担金の支払いを求める訴えを起こしました。名古屋市は、裁判で全面的に争う方針です。
去年開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、「表現の不自由」をテーマにしたコーナーが設けられたことを受け、名古屋市は検証委員会の議論を経て、ことし3月、市の負担金のうち、支払いを保留していた3380万円余りを支払わないことを決めました。

その後、芸術祭の実行委員会の事務局を務める愛知県は、負担金の支払いを名古屋市に重ねて求めましたが、市は20日、改めて負担金の支払いに応じないと県側に文書で伝えました。

これを受け、実行委員会は21日午前、名古屋市に負担金の支払いを求める訴えを名古屋地方裁判所に起こしました。

大村知事は記者会見で「不公正な状態は速やかに是正されなければならない。司法の場で事実をしっかり提示して主張し、司法の公正な判断を仰ぎたい」と述べました。
これに対し、名古屋市の河村市長は記者会見し、「新型コロナウイルス対策に県と市が共同で取り組むべき時に訴えるのは、とんでもないことだ。訴えを放っておくわけにはいかず、市民の税金と名誉を守る」と述べ、裁判で全面的に争う考えを表明しました。