広島カープ約1か月半ぶり練習 1軍選手が一堂に ファンにも公開

広島カープ約1か月半ぶり練習 1軍選手が一堂に ファンにも公開
プロ野球・広島は来月中のシーズン開幕を見据え、21日、およそ1か月半ぶりに1軍の選手が一堂に集まって練習を行い、ファンにも公開されました。
カープは、これまで新型コロナウイルスの感染予防対策のためグループにわかれて時間をずらして練習を行ってきました。

12球団が最短で来月19日の開幕を目指す中、チームは21日、広島市のマツダスタジアムで4月7日以来、およそ1か月半ぶりに1軍の選手を一堂に集めて練習を行いました。

グラウンドでは佐々岡真司監督や選手などが広めの円陣になり、選手会長を務める田中広輔選手の掛け声で練習をスタートしました。

選手たちは適度な距離を保ちながら笑顔でウオームアップを行ったあとバッティング練習などをして汗を流しました。

佐々岡監督は「みんなで集まって練習できる喜びを感じている。しっかり準備をして、開幕するときにはいいプレーを見せたい」と話していました。

また、練習は抽せんで選ばれた県内在住のファンに公開され感染予防のため消毒した座席に間隔を空けて座るなど対策が取られる中、およそ300人のファンがお目当ての選手の姿を撮影するなどして楽しんでいました。

50代の男性は「試合ができない日が続き、選手たちがいちばんきついと思います。感染拡大が徐々に収束に向かっていると思うので可能であれば早く開幕してほしい」と話していました。

田中広輔 選手会長

久しぶりに1軍の選手が集まっての練習に選手会長の田中広輔選手は、「選手が集まってプレーできるのはうれしいし、気が引き締まる。これから実戦形式の練習などが入ってくると思うので、開幕に向けて照準を合わせていきたい」と話していました。