東広島の車部品メーカーが医療用ガウン生産 新型コロナ影響で

東広島の車部品メーカーが医療用ガウン生産 新型コロナ影響で
新型コロナウイルスの感染拡大で車の需要が落ち込む中、広島県の部品メーカーが医療用のガウンの生産に乗り出しました。
東広島市の自動車部品メーカー「エイチアールイー」は、座席のひじ置きのカバーなどを生産しています。

しかし、大手自動車メーカーのマツダが3月下旬から国内外の工場で生産調整を行っている影響などで、この会社の先月の生産量は去年の同じ月と比べておよそ7割減少しました。

工場の稼働は3日に1日程度に縮小していて、会社では少しでも売り上げを補おうと、先月下旬から病院などと連携して、医療用の使い捨てガウンの生産に乗り出しました。

材料はコストが低く着脱がしやすいポリエチレン製で、ふだん自動車部品の加工に使っている機械で裁断や型抜きをしたあと、一つ一つ手作業でつなぎ合わせて仕上げていました。

医療用のガウンは、医療現場で不足しているほか、感染が疑われる患者を搬送する全国の消防局など幅広い分野で需要が高まっていて、注文が相次いでいるということです。

「エイチアールイー」の堀江欣二社長は「このままでは会社が潰れると思い、ガウンの生産を始めた。従業員を守りながら少しでも社会のために役立てられればと思う」と話しています。