日産 中期経営計画 販売目標を大幅に引き下げる方向で調整

日産 中期経営計画 販売目標を大幅に引き下げる方向で調整
業績の低迷が続いている日産自動車は、来週公表を予定している新たな中期経営計画で、3年後の販売台数の目標を年間500万台程度とし、600万台としてきたこれまでの計画より大幅に引き下げる方向で調整を進めていることが分かりました。拡大路線からの転換を明確にし、収益力の回復を急ぐ方針です。
日産は、世界的な販売不振でことし3月期の決算が最終赤字に転落する見通しで、立て直しに向けて今月28日に新たな中期経営計画を公表する予定です。

関係者によりますと、新たな計画では、3年後、2023年度の年間の販売台数の目標を500万台程度とし、2022年度に600万台としてきたこれまでの計画を大幅に引き下げる方向で調整を進めています。

昨年度の販売台数は479万台で、ゴーン元会長時代の拡大路線からの転換をより鮮明にし、実態にあった計画のもと、収益力の回復を優先する考えです。

これにあわせて世界で720万台あった生産能力も削減するほか、連合を組むフランスのルノーなどとの役割分担を一段と明確にし、日本とアメリカ、それに中国の3つの市場を中心に新車の投入を図る方針です。

新型コロナウイルスの感染拡大で経営環境が厳しさを増しているだけに、着実に収益を上げられるかが問われることになります。