ゴルフ 国内プロツアー大会 感染対策ガイドライン作成

ゴルフ 国内プロツアー大会 感染対策ガイドライン作成
新型コロナウイルスの影響でゴルフの国内大会の中止が続く中、今後、国内でプロのツアー大会を行う際の指針となる感染対策に関するガイドラインが作成されました。
このガイドラインは、ことし3月から新型コロナウイルスに関する対策会議を開いている日本ゴルフツアー機構や日本女子プロゴルフ協会など、国内の5つのゴルフ関連団体が20日発表しました。

この中では、緊急事態宣言が出ている状況で特定警戒都道府県で大会を開催するのは不可能で、特定警戒都道府県以外で開催する場合も、当面は無観客にすべきとしています。

開催するかどうかの判断基準としては、政府や自治体の見解、会場がある自治体の状況、ほかのスポーツの動向など5つの項目をあげ、選手や関係者には毎日の検温や問診票での健康チェック、行動の記録などを求めています。

また、感染者が出た場合は大会の中止を検討し、中止しない場合は健康チェックをより厳正にするとしています。ガイドラインの最後には、専門家の「ゴルフは3密に当たらないと思う人も多いが、トーナメントは別。感染者が出た場合の社会的責任はかなり大きく問われる」という意見を示し、それぞれの大会の主催者に対策の徹底を呼びかけています。

現在、国内ツアー大会の開催時期は、女子が早くて6月下旬、男子が7月上旬となっていて、ツアーを管轄する団体は、このガイドラインを参考にして開催する大会ごとに個別の運営マニュアルを作っていきたいとしています。