両陛下に日赤社長などが医療現場の対応を説明 新型コロナ

両陛下に日赤社長などが医療現場の対応を説明 新型コロナ
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天皇皇后両陛下は、新型コロナウイルスの影響が続く中、日本赤十字社の社長などから医療現場の対応について説明を受けられました。
両陛下は、感染拡大に伴う影響が続く中、先月以降、外部の専門家などから詳しい説明を受けられていて、4回目の20日は、夕方、日本赤十字社の大※塚義治社長らが両陛下のお住まいを訪れ、説明を行いました。

冒頭、天皇陛下は、「多くの医療従事者の皆さんが、日夜、大変な尽力をされてきていることに深い敬意と感謝の気持ちを表します」と述べられました。

また、日本赤十字社の名誉総裁を務める皇后さまも発言し、「皆さん方には、くれぐれもお体を大切にされながら、これからも多くの方の力になり、この大切なお務めを無事に果たしていかれますよう、心から願っております」と述べられました。

このあと1時間半近くにわたり、クルーズ船での活動の状況や赤十字病院の対応などについて、メモを取りながら熱心に話を聞かれたということです。

この中で天皇陛下は、病院での患者の受け入れについて「本当に大変なことなんでしょうね」などと話し、医療現場の苦労を繰り返し気遣われたということです。

また、皇后さまは、感染症に対応する医師や看護師の心の苦しみを心配し、病院全体でサポートしていると説明を受けると、大きくうなずかれたということです。

説明のあと、大※塚社長らは、「冒頭に両陛下からおことばを頂くのは異例のことで感激しました。医療現場にとって一番の励みになると感じました」と話していました。※「塚」は点なし。