園児が一時的に50万人増加 対応に不安 9月入学 保育園団体

園児が一時的に50万人増加 対応に不安 9月入学 保育園団体
「9月入学」について検討している自民党の作業チームが行ったヒアリングで、保育園の団体からは、9月入学を導入した場合、園児が一時的に50万人増加するという試算もあるとして、対応できるか不安だという意見が出ました。
この中で、保育園の関係者などでつくる日本保育協会の大谷泰夫理事長は「9月入学にした場合、園児が一時的に50万人増加するという厚生労働省の試算もある。今でも待機児童の吸収に努力している中で、現場が苦しむことになる。対応しきれるか不安だ」と述べました。

また、全国の保護者などでつくる日本PTA全国協議会の佐藤秀行会長は「団体の中でも賛否がある。十分に検討を進め、教職員や親の意向に沿ったものにしてもらいたい」と述べました。

出席した議員からは「園児が増加する問題は、プレスクールなどで解消できないか」といった意見が出されたということです。

作業チームは提言をまとめて、来月初旬までに政府に提出することにしています。