宣言解除の目安に比較して東京都や神奈川県の現状は?(20日)

宣言解除の目安に比較して東京都や神奈川県の現状は?(20日)
政府は、新型コロナウイルス対策の基本的対処方針の中で、緊急事態宣言の解除を判断する際の感染の状況について「直近1週間の新たな感染者数が10万人当たり、0.5人程度以下」になることを目安とするとしています。

20日午後6時半までに発表されたデータで見ます。
「特定警戒都道府県」のうち、北海道は0.69人、東京都は0.56人、神奈川県は1.08人と目安を上回っています。

その一方で千葉県は0.21人、京都府は0.04人、大阪府は0.15人、兵庫県は0.04人と下回っています。

埼玉県はまだ20日の感染者数が発表されていません。

新型コロナウイルス対策を話し合う国の専門家会議は今月14日に出した提言の中で、関東や関西の行き来が多い生活圏の単位でも感染状況を検討していますが、特定警戒都道府県となっている関西の大阪府、京都府、兵庫県の2府1県では0.09人と下回っています。

また、目安とされる「直近1週間の感染者数が人口10万人当たり、0.5人程度」について、それぞれの都道府県の人口のデータから計算すると、東京都の目安は70人となりますが、20日までの1週間での新たな感染者数は78人で8人上回っています。

さらに、北海道は目安の26人に対して36人と10人上回り、神奈川県は目安の46人に対して99人と53人上回っています。

一方で、千葉県は目安の31人に対して13人、京都府は目安の13人に対して1人、大阪府は目安の44人に対して13人、兵庫県は目安の27人に対して2人となっています。