コロナで休校 子どもたちに図書室や校庭を開放 東京 品川区

コロナで休校 子どもたちに図書室や校庭を開放 東京 品川区
新型コロナウイルスの影響による休校が長期化している東京 品川区の小学校では、20日から子どもたちに図書室や校庭を開放する取り組みを始めました。
品川区の小学校では2か月以上にわたって休校が続いていて、子どもたちの本を読みたいという要望に応え、運動不足の解消につなげようと、20日から平日はほとんどの小学校で図書室と校庭を開放することにしました。

第二延山小学校では午後1時ごろから施設を開放し、子どもたちが次々と学校を訪れました。

都内では今も緊急事態宣言が続いていますが、区内の新たな感染者が減少傾向にあることなどから、感染防止策を徹底したうえで施設の開放に踏み切ったということです。

子どもたちにマスクの着用や手の消毒、体温の測定を徹底させたうえ、図書室ではいすの数を減らし、本を借りる列の間隔を通常より空けて、寝そべって本を読めるスペースの利用は禁止しています。

校庭では、密集を防ぐため、日ごとに利用できる子どもの学年を指定しています。

図書室を利用した3年生の女の子は「コロナのせいであまり外に行けなかったから、つまらなかった。図書室が好きなのでうれしいです」と話していました。

滝渕正史校長は「子どもたちがいてこその学校だと思いました。また学校でいろいろな活動ができるようになることを心から願っています」と話していました。