日本財団 コロナ患者の移送専用 タクシー100台運用へ

日本財団 コロナ患者の移送専用 タクシー100台運用へ
新型コロナウイルスの患者を受け入れる医療機関を支援するため、日本財団は、大手タクシー会社と連携して、タクシー100台を患者の移送専用として運用するなどの新たな支援を行うことを発表しました。
これは、日本財団の笹川陽平会長が記者会見で明らかにしました。

それによりますと、新型コロナウイルスの感染者を受け入れる医療機関からは、主に軽症の患者を検査や入退院時に移送するための車両が不足しているという声が寄せられているということです。

これを受けて日本財団では、大手タクシー会社「日本交通」と連携し、会社が所有するタクシー100台を医療機関が患者の移送専用に無償で使えるようにする新たな支援を行うということです。

専用のタクシーは運転席と後部座席の間に仕切りを設け、空気清浄機を設置したうえで、患者の移送に同意しているドライバーが運転するということで、来月から10か月の間、都内の医療機関を対象として申し込みに応じて運用することにしています。

日本財団では合わせて、医療従事者の通勤の負担を減らす支援も行うことにしていて、これらの支援は寄せられた8億円余りの寄付を財源に行われるということです。