ガソリン価格 16週ぶり値上がり 経済活動制限の緩和が要因

ガソリン価格 16週ぶり値上がり 経済活動制限の緩和が要因
今週のレギュラーガソリンの全国平均の小売価格は、1リットル当たり125.5円と、前の週から0.7円上がって16週ぶりの値上がりとなりました。各国で新型コロナウイルスによる経済活動の制限が徐々に緩和され、原油価格が上昇に転じていることが要因です。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月18日時点のレギュラーガソリンの全国平均の小売価格は、前の週から1リットル当たり0.7円上がって125.5円となりました。

ガソリン価格が値上がりするのは16週ぶりです。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の制限が各国で徐々に緩和され、下落を続けていた原油価格が上昇に転じていることが要因です。

また、サウジアラビアやロシアなどの主な産油国が今月から協調して減産を行っていることも原油価格の上昇を後押ししたものとみられます。

石油情報センターは「原油価格の上昇で来週のガソリン価格も値上がりするとみられる。しかし、新型コロナウイルスが収束に向かうかは見通せず、今後の感染状況次第では原油価格が再び下落に転じる可能性もある」としています。