10万円給付で1100人余に二重払い 総額1億円超に 福島 天栄村

10万円給付で1100人余に二重払い 総額1億円超に 福島 天栄村
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた現金10万円の一律給付で、福島県天栄村が人口の5分の1にあたる1100人余りに10万円を二重に支払っていたことがわかりました。誤って支払った総額は1億円を超えていて、村が回収を進めています。
現金10万円の一律給付で二重払いのミスがあったのは福島県天栄村です。

村によりますと、18日、人口の5分の1にあたる1162人分の支払いを行った際、同じ口座に10万円が二重に振り込まれたということです。

18日午前に、担当した金融機関から二重の振り込みを示すアラームが出ているという指摘があったほか、複数の住民からも連絡があり、ミスに気付いたということです。

村で調べたところ、給付担当の職員が金融機関に対し、振込先のデータを登録したDVDを誤って2回渡していたということです。

誤って支払った総額は1億1620万円に上っていて、村は住民に謝罪するとともに、二重に支払われた分の返納を呼びかけていて、19日までに1027人分を回収したということです。

天栄村は再発防止へチェック体制を強化するとしています。

総務省は「二重払いのトラブルは初めて聞いた。改めて注意喚起していきたい」としています。