10月のかごしま国体「安全な開催は困難か」鹿児島県知事

10月のかごしま国体「安全な開催は困難か」鹿児島県知事
新型コロナウイルスの影響で開催の可否が検討されている、ことし10月の「かごしま国体」と全国障害者スポーツ大会について、鹿児島県の三反園知事は「10月の国体を安全な形で開催するのは難しいかもしれないという認識は一致している」と述べ、当初の予定どおりの開催が難しくなっているという見方を示しました。
かごしま国体と全国障害者スポーツ大会は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う選手の安全確保の観点などから、共催するスポーツ庁と日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会の4者で開催の可否を検討しています。

三反園知事は20日、国体の開催の見通しについて記者団に対し、「関東もまだ感染者が出ていて今後も第2波や3波の発生が心配される状況の中、選手や鹿児島に来る皆さん、そして県民の安全をいちばんに考えなければならない。感染拡大の状況や選手などの安全確保を総合的に考えた時に、10月のかごしま国体を安全な形で開催することは難しいかもしれないという認識は一致している」と述べ、当初の予定どおりの開催が難しくなっているという見方を示しました。

県は開催の可否の判断を来月上旬に示すとしていて、今後、三反園知事とスポーツ庁の鈴木長官、そして日本スポーツ協会と日本障がい者スポーツ協会、それぞれの会長、4者合同で会談が開かれる予定です。