台湾 蔡政権2期目始動 コロナ対策で成果 “一国二制度”拒否

台湾 蔡政権2期目始動 コロナ対策で成果 “一国二制度”拒否
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台湾の蔡英文総統は20日、2期目の任期をスタートさせ、就任演説で台湾では新型コロナウイルスの感染は抑え込まれているとして、対策の成果を強調するとともに、中国の「一国二制度」を拒否する考えを示しました。
台湾の蔡英文総統は、ことし1月の総統選挙で中国への対抗姿勢を示して過去最多となる票を獲得して再選され、20日、2期目の任期をスタートさせました。

蔡総統は、午前中に総統府で宣誓式を済ませると、かつては迎賓館としても使われた台北賓館の屋外の会場で就任演説を行いました。

この中で蔡総統は、台湾では新型コロナウイルスの感染は抑え込まれているとして、「台湾の感染対策の成功は世界のメディアに取り上げられた」と対策の成果を強調したうえで、引き続き対策を徹底する考えを示しました。

また、中国との関係について、「『一国二制度』をもって台湾をないがしろにし、台湾海峡の現状を壊すことは受け入れられない」と述べ、中国が台湾統一の方法としてふさわしいとする「一国二制度」を拒否する考えを改めて示しました。

さらに、「アメリカや日本、ヨーロッパなど価値観を共有する国々との関係を深めていく」と述べました。

就任式はこれまで総統府前などで大規模に行われてきましたが、今回は新型コロナウイルスの感染対策のため規模が縮小されました。

就任式に先立ってアメリカのポンペイオ国務長官が初めて、2期目のスタートを祝う声明を発表したほか、式典ではアメリカ政府の高官や日本の国会議員などのビデオメッセージが披露されました。

菅官房長官「総統再任に祝意 交流深化を」

菅官房長官は、午前の記者会見で「総統に再任されることに祝意を表したい。台湾は、わが国にとって基本的な価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり、大切な友人だ。政府として、非政府間の実務的な関係を維持していくとの立場を踏まえ協力と交流のさらなる深化を図る考えだ」と述べました。

また「新型コロナウイルス感染症に関して、台湾の皆様からの温かいご支援に改めて感謝の意を表すとともに引き続き協力を強化したい」と述べました。