北海道 ニセコ コロナで旅行者激減 仕事失う外国人労働者も

北海道 ニセコ コロナで旅行者激減 仕事失う外国人労働者も
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外国人などの旅行者が激減した影響で北海道有数のリゾート地、ニセコ地区では出稼ぎの外国人が仕事を失い、苦しい生活を強いられています。
その1人、アルゼンチン人のグロリア・チャンモーロさんは、ニセコ地区の観光会社に雇われスキーの指導員をしていましたが、観光客が減ったあおりで3月中旬に解雇されました。

国際線が欠航して帰国の見通しは立たず、働いていた会社の寮に住まわせてもらっています。ただ、今の在留資格のままではアルバイトができないうえ、季節雇用のため失業給付も受けられず、食費を切り詰めて生活しています。

チャンモーロさんは「少なくとも9月まで足止めされるかも知れず、それまでの生活費が心配だ」と不安を口にしていました。

また、ルーマニア人のミハエラ・アントキさんは、清掃員の仕事を失ったあと2か月以上も次の仕事が見つかっていません。

インターネットの求人広告を頼りに飲食店や美容関係などの仕事を探していますが、そもそも求人数が少なく、日本語が話せないことも壁になっているということです。

アントキさんは「誰のせいでもないけれど、異国の地で仕事を失い頼れる人がいない」と話していました。

3町にまたがるニセコ地区では、先月末の時点で住民基本台帳に載った外国人は合わせて1600人余りにのぼります。このうち帰国できず足止めされている人数は行政も把握できていませんが、地域産業を下支えする外国人への支援策が急がれています。

ニセコ地区を管轄する道の後志総合振興局の岩崎英城さんは「外国人の方たちも想定外のことに戸惑っていると思うが、生活や仕事に困ったら相談窓口に問い合わせてほしい」と話しています。