大阪城天守閣 約3か月ぶり入館再開 コロナ感染防止策を徹底

大阪城天守閣 約3か月ぶり入館再開 コロナ感染防止策を徹底
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新型コロナウイルスの影響で臨時休館となっていた大阪城天守閣は、20日およそ3か月ぶりに入館を再開し、待ちわびた人たちが訪れています。
大阪城天守閣は、ことし2月下旬から臨時で休館していましたが、感染防止の対策を徹底したうえで20日から再開することになりました。

20日朝は、開館を知らせる太鼓の音とともに地元の住民などが相次いで訪れ、体温を確認したり集団感染が発生した場合に備えて氏名や電話番号などを記入したりして入館していました。

また、展望台では密集を避けるため目安となるテープが床に貼られ、訪れた人たちは互いに距離をとりながら大阪の景色を楽しんでいました。

天守閣を訪れた大阪市内の60代の男性は「いつ再開するのかと思っていたので、とてもうれしいです。これまでとは違った気持ちで展望台から景色を眺めました」と話していました。

大阪城天守閣の北川央館長は「ここまで休館が長期間続くと思っていなかったので、やっとという思いです。本来であれば多くの人に来館してほしいですが、当面は密にならないよう注意しながら大阪の歴史に触れてほしい」と話していました。