串カツ店が臨時休校中の子どもたちに無料で弁当 札幌

串カツ店が臨時休校中の子どもたちに無料で弁当 札幌
臨時休校で家で過ごす子どもたちに弁当を無料で届ける取り組みが札幌市で行われていて、子どもの代わりに受け取った母親は「うれしいです。とても助かります」と話していました。
札幌市で串カツ店を10店舗展開している「恵美須商店」は、子どもや学生を対象に、串カツの弁当を無料で届ける取り組みを今月から始めました。

店では20日もたまねぎや鶏肉などを揚げた店自慢の串カツやウインナーを詰める作業に追われ、できあがった弁当は、従業員が手分けをして車で配達していました。

3人の子どもの代わりに弁当を受け取った30代の女性は「うれしいです。外に出づらい時期なのでとても助かります」と話していました。

「恵美須商店」によりますと、無料で配布する弁当は1日に60個で、SNSなどを通じて事前に申し出があった人に先着順で届けるということです。

この取り組みは21日も行われ、店では来週も行いたいとしています。

「恵美須商店北24条店」の店長、佐藤由唯さんは「この取り組みを通じて子どもたちからありがとうと言われたり、笑顔に触れたりする機会が増えました。店はいま休業していますが、営業を再開したらぜひ、お店にも足を運んでほしい」と話していました。