住宅火災 5人の遺体見つかる 子ども3人含む家族か 奈良 五條

住宅火災 5人の遺体見つかる 子ども3人含む家族か 奈良 五條
20日午前、奈良県五條市の住宅から火が出て、焼け跡の2階の同じ部屋から5人が遺体で見つかりました。警察は連絡が取れなくなっているこの家の夫婦と、2歳から8歳までの兄弟3人とみて確認を進めています。
20日午前10時すぎ、奈良県五條市住川町の介護施設職員、寺西孝行さん(32)の住宅の屋根から煙が上がっていると、近くの住民から消防に通報がありました。

消防車など7台が出て消火にあたり、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅の2階部分が焼け、警察によりますと、5人の遺体が2階の同じ部屋から見つかりました。

これまでの調べで、5人のうち2人は2段ベッドの付近で、3人は床の上で見つかったということです。

警察は、亡くなったのは火事のあと連絡が取れなくなっている寺西さん夫婦と2歳と6歳、それに8歳の男の子の兄弟3人とみて確認を進めるとともに、消防と火事の原因を詳しく調べています。

現場は、JR和歌山線の北宇智駅から東におよそ1キロ離れた住宅が建ち並んだ地域です。
奈良県五條市は奈良県の中でも南側に位置し、市境で大阪府や和歌山県と接している地域です。

NHKのヘリコプターが正午前に上空から撮影した映像では、戸建ての住宅が建ち並ぶ一角で、火事が起きたのは2階建ての住宅のようにみえます。

屋根は黒く焦げて一部が焼け落ち、窓から見える2階の室内は激しく焼けている様子で、住宅の周辺には多くの消防車両がとまり、近隣の住民が心配そうに住宅を見ている様子もうかがえます。

近くの住民「2階から猛烈な煙」

現場の住宅の隣に住むという女性は「『火事だ』と聞いて外に出ると隣の住宅の2階の屋根から猛烈な煙が上がっていた。最初は煙だけだったがしばらくしてから炎も上がるようになった。住宅の玄関は鍵がかかっていたようで、消防隊が工具を使ってドアをやぶり活動していた」と話していました。

また、近所の別の女性は、「家族から連絡を受けて帰ってきた時は、現場の住宅の2階が黒焦げで、端々から煙がでている状態だったが、家の1階部分は特に焼けてもないようだった」と話していました。

父親の同僚「父親は欠勤連絡なく」

父親と職場の同僚だという男性は「うちの施設の職員で、高齢者や障害者の介護の仕事をしている。みんなに優しく慕われて、じいちゃん、ばあちゃんからも好かれていた。きょうは出勤日だが、ほかの職員によると欠勤すると連絡はなかったということで、いつもはきちっと休む際に連絡をしてくるので、こんなことは初めてだと言っていた。家が火事になったと聞いて慌てて様子を見に来たが、今も連絡はつかず、施設の職員が奥さんに連絡しても連絡がつかないようで心配している」と話していました。