機械メーカーの受注 3か月ぶり減少 新型コロナでさらに減少も

機械メーカーの受注 3か月ぶり減少 新型コロナでさらに減少も
企業の設備投資の先行きを示す、ことし3月の主な機械メーカーの受注額が前の月を0.4%下回り、3か月ぶりに減少しました。4月からの3か月間の受注も0.9%減少する見通しで、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が長期化すれば一段と減少することも懸念されます。
内閣府が発表した機械受注統計によりますと、ことし3月に主な機械メーカーが国内の企業から受注した金額は、変動が大きい船舶と電力を除いて8547億円でした。

前の月を0.4%下回り、3か月ぶりに減少しました。

▽中でも製造業からの受注が減り、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け販売が減少している自動車や自動車部品の企業からの受注が28.4%減少し、
▽電気機械の企業も24.4%減りました。

内閣府は、全体の減少が小幅なため基調判断は「足踏みがみられる」で据え置きました。

一方、3月下旬の時点で4月から6月までの3か月間の受注について聞いたところ、前の3か月と比べて0.9%減少する見通しになっています。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響が長期化すれば、今後、受注が一段と減少することも懸念されます。