下水の新型コロナウイルス量を調査 感染拡大の兆候探る 東京

下水の新型コロナウイルス量を調査 感染拡大の兆候探る 東京
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東京都は、都内の処理場で採取した下水に含まれる新型コロナウイルスの量を把握するための調査を専門の学会とともに始め、分析方法を確立させて、将来、感染拡大の兆候を把握する手がかりにしたい考えです。
都は週1回程度、都内15か所の処理場で採取した下水を冷凍保存し、「日本水環境学会」と連携して、下水に含まれるウイルスの量を把握する調査を始めました。

下水の採取は緊急事態宣言が解除されるまで行う予定で、分析方法を確立させて、将来、感染拡大の兆候を把握する手がかりにしたい考えです。

都によりますと、下水を活用した新型コロナウイルスの研究はアメリカやフランスなどでも進められているということです。

東京都下水道局の担当者は「下水から感染拡大の兆候を調べることができたら、事前に警鐘を鳴らすことにもつなげられる。早く仕組みを確立できるように調査を進めたい」と話しています。