中国 世界自然遺産傷つけたとして9000万円の損害賠償や懲役刑

中国 世界自然遺産傷つけたとして9000万円の損害賠償や懲役刑
ユネスコの世界自然遺産に登録されている中国の景勝地で、中国人の男女3人が無断で岩登りをし、貴重な岩を傷つけたとして、中国の裁判所は、1人に懲役1年の有罪判決を言い渡すとともに、3人に日本円で合わせておよそ9000万円の損害賠償を命じ、自然遺産を傷つける行為には厳罰で臨む姿勢を示しました。
国営の中国中央テレビが19日伝えたところによりますと、3人は2017年に、世界自然遺産に登録されている中国・江西省の景勝地「三清山」で、高さ128メートルの奇岩の頂上まで無断でロッククライミングし、警察に拘束されました。

中国の裁判所は去年、3人は岩に登る際、電動ドリルで穴を開けて、26本のハーケンを打ち込み、修復しがたい傷をつけたなどとして、1人に懲役1年の実刑判決を言い渡すとともに、3人に合わせて600万人民元、日本円でおよそ9000万円の損害賠償を命じ、これに対し3人が上訴していましたが、18日、高等裁判所はこれを退け、判決が確定しました。

中国中央テレビのインタビューに対して裁判長は、「判決は、3人の行為への厳しい評価であるのと同時に国が保護する景勝地を破壊してはならないという警告だ」と述べて、自然遺産を傷つける行為には厳罰で臨む姿勢を示しました。