台湾 蔡総統 きょうから2期目 米国務長官がスタート祝う声明

台湾 蔡総統 きょうから2期目 米国務長官がスタート祝う声明
台湾の蔡英文総統は、20日2期目の任期をスタートさせ、就任式で中国との関係などについて演説する予定です。これに先立って台湾との関係を深めるアメリカのポンペイオ国務長官は蔡総統の2期目のスタートを祝う声明を発表し、新型コロナウイルスへの対応をめぐって対立する中国をけん制するねらいがあるものとみられます。
ことし1月の総統選挙で中国への対抗姿勢を示し、過去最多の票を獲得して再選された台湾の蔡英文総統は、20日2期目の任期をスタートさせ、午前中に行われる就任式で今後4年間の基本方針について演説する予定です。

台湾では新型コロナウイルスの感染者は海外からの渡航者を除いて、1か月以上確認されておらず、蔡政権の感染対策への市民の評価は高く、地元のテレビ局の世論調査によりますと、蔡総統の最新の支持率は61%と過去最高を更新しています。

蔡総統は「1つの中国」の原則を受け入れず、中国との対等な立場での対話を求めていて、演説では圧力を強める中国との関係や経済政策について、どのような発言をするのか注目されます。

これに先立って、台湾との関係を深めるアメリカのポンペイオ国務長官は19日、蔡総統の2期目のスタートを祝う声明を発表しました。

声明では「蔡総統のもとでアメリカと台湾のパートナーシップは繁栄し続けると確信している」としていて、新型コロナウイルスへの対応をめぐって対立する中国をけん制するねらいがあるものとみられます。

台湾の外交部によりますと、アメリカの国務長官が総統の就任式に合わせて声明を発表するのは初めてだとしていて、中国の反発が予想されます。

米 ポンペイオ国務長官 2期目のスタート祝う声明を発表

アメリカのポンペイオ国務長官は19日、台湾の蔡英文総統の2期目のスタートを祝う声明を発表しました。

このなかでポンペイオ長官は、「台湾総統の2期目を始める蔡英文氏をお祝いしたい」としたうえで、「アメリカでの台湾への支持は党派を超え、全員が一致している」と強調しました。

また、「新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、国際社会は台湾の対応を見習うべきだと分かった」として、台湾の感染対策を改めて称賛しました。

そのうえで、ポンペイオ長官は「蔡総統のもとでアメリカと台湾のパートナーシップは繁栄し続けると確信している」として、台湾とのさらなる関係強化を図る姿勢を示しました。

トランプ政権はWHO=世界保健機関の年次総会に台湾のオブザーバー参加を強く求めたほか、武器の売却や高官どうしの会談も増やして、台湾との関係強化を進めています。

台湾の外交部によりますと、アメリカの国務長官が総統の就任式に合わせて声明を発表するのは初めてだとしていて、アメリカとしては新型コロナウイルスへの対応をめぐって対立を深める中国をけん制するねらいがあるものとみられます。

蔡英文総統 ツイッター上で感謝の意を表明

アメリカのポンペイオ国務長官が2期目のスタートを祝う声明を発表したことについて、台湾の蔡英文総統は、ツイッター上で感謝の意を表明しました。

そのうえで、「台湾とアメリカの関係は強く、前途は有望だ。私たちの間の共通の価値と利益に基づく友情がさらに深まることを楽しみにしている」と述べ、アメリカとの関係強化に期待を示しました。