4月の映画興行収入 去年より96%減で過去最低 新型コロナ影響

4月の映画興行収入 去年より96%減で過去最低 新型コロナ影響
先月国内で上映された映画の興行収入は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で去年の同じ月と比べて96%減り、記録のあるすべての月の中で最も低くなりました。
国内の映画の興行収入をまとめている日本映画製作者連盟によりますと、東宝や松竹など大手映画配給会社12社の先月の映画の興行収入は、総額でおよそ6億8800万円となりました。

184億6500万円余りだった去年4月の興行収入と比べると96.3%の減少となり、記録のある平成12年以降のすべての月の中で最も低くなりました。

日本映画製作者連盟によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で映画を見に行く人がさらに減ったうえ、緊急事態宣言が出されて各地の映画館が相次いで休業したことが要因だということです。

担当者は「5月も大きく回復することは難しく、本格的な回復は多くの映画館が営業を再開して新作が公開されるとみられる6月以降になるのではないか」と指摘しています。