G7 新型コロナ治療薬やワクチン 世界への普及の仕組み検討へ

G7 新型コロナ治療薬やワクチン 世界への普及の仕組み検討へ
G7=主要7か国の財務大臣は、日本時間の19日夜、電話会議を開きました。新型コロナウイルスの治療薬やワクチンを途上国を含めた世界各国に普及させるために別の団体や組織で特許を管理する仕組みを今後、G7で検討することになりました。
G7の財務大臣による電話会議は、日本時間の19日夜8時ごろから開かれ、日本からは麻生副総理兼財務大臣が出席しました。

会議の終了後、麻生大臣は記者会見を開き、開発が進められている新型コロナウイルスの治療薬やワクチンの普及に向けた日本の提案について意見を交わしたことを明らかにしました。

会議では、治療薬などの特許を別の団体や組織で管理して途上国を含めた世界各国で使いやすくする仕組みを作ることに各国が前向きな反応を示したということで、今後、G7で議論を進めることになりました。

麻生大臣は「この仕組みで合意できれば迅速に薬が広がり、使われる可能性が高い。日本としては早くやったほうがいいと思っている」と述べ、早期に合意できることに期待を示しました。