「高齢者が感染避けながら働ける環境整備を」西村経済再生相

「高齢者が感染避けながら働ける環境整備を」西村経済再生相
政府の全世代型社会保障検討会議について、西村経済再生担当大臣は、記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、高齢者が感染のリスクを避けながらテレワークなどを活用して働ける環境の整備に向けて検討を進める考えを示しました。
この中で西村経済再生担当大臣は、ことし夏にまとめるとしていた全世代型社会保障検討会議の最終報告について、来年度予算案の概算要求の先送りに伴って、取りまとめの時期が当初の想定よりずれ込む見通しを示しました。

そのうえで「新型コロナウイルスの対策でも、フリーランスの人たちへの支援を拡充しなければならないことを痛感した。しっかり支援が行き届くよう検討を進めたい」と述べ、当面は、フリーランスで働く人への支援策を議論する考えを示しました。

また、これまで検討会議で、働く意欲のある高齢者の就業機会の確保について議論してきたことを踏まえ「高齢者は感染症のリスクが高いことが分かってきたため、できるかぎりリスクを減らした形で働いてもらうことが大事だ」と指摘し、高齢者がテレワークやテレビ会議などを活用して働ける環境の整備に向けて検討を進める考えを示しました。